元美容師の "Maki Channel"
美容室へ行く前に編

セルフカットで多毛さんもボリュームダウン!簡単すくだけカット

こんにちは、Makiです!

多毛な方にとって、意図しないボリュームはとっても気になりますよね。
ボリュームの原因や毛量が多い箇所に違いがあったり、毛髪の太さ、直毛、クセがある、など人それぞれです。

美容師歴20年の元美容師が、ボリューム調整のためのすき方について解説します!

多毛さんもすいてすっきりボリュームダウン

下準備が出来たら早速すいていきましょう!

お手軽にセニングバサミを使って毛量調節

  1. 耳から下をすく場合は、生え際1cm(ヘムライン)以外は根元からすいても大丈夫です。
    上から髪の毛が被るのため根元に短い毛があっても隠れます。
  2. ハチ周りをすく時は、根元からすくと立ち上がりより広がる場合が多いので、根元からすくのはやめましょう!
  3. ハチ周りのカーブが終了した箇所辺りからすき始めると良いです。
    おおよそ根元から4~5cmくらいを目安にしてください。
  4. もみあげや耳周りも、ハチ周り同様根元から4~5cmはすかないようにしましょう。

 

セニングバサミは、すける量のパーセンテージの低いものを利用をおススメめします。

セニングバサミは縦ですいた方が、カットされた短い髪の毛の長さが揃わず馴染みやすいため、なるべく縦にして切りましょう。

たくさんすいた方が分量は減りますが、毛質が硬い方や立ち上がって生えてる方は、根元からすき過ぎると広がる原因となります。

また、毛先ばかりすいてしまうとハチ周りのボリュームが際立ち、クラゲのようになってしまうので要注意です!

多毛さんのセルフカットポイント

  1. 一度にすくセクションは指でひとつまみ程度(約2cm×2cm)を左手親指と人差し指で挟みます。
  2. セニングバサミをなるべく縦にし、一度切ります。
  3. 更に量感を減らしたい場合は、セニングバサミを徐々に毛先へずらし更に切っていきます。
  4. すき過ぎないよう、切る度に確認しながら切りましょう。

 

多毛さんのためのすくだけセルフカットの下準備

自分の毛量が多い部分を確かめよう!

普段のクセの状況や、広がりやすい箇所がわかりやすいため必ずドライカットにしましょう。

そして、どこの箇所をすいたら良いのか確認します。

  1. 多くの方は、耳から襟足(ネープ)へかけての毛量が多い。
  2. ハチ周りが立ち上がって生えてる、もしくはハチ周りの毛量が多い。
  3. もみ上げから耳周りの毛量が多い。

 

頭頂部や前髪の分量が多い方は少なく、ほとんどの方は❶〜❸に当てはまります!

 

毛量の多い箇所以外をクリップ(ダッカール)で留めよう

  1. 耳から下の毛量が多い場合は、耳上の髪の毛をセンターで二つに分け、それぞれ根元からグリグリと捻ります。
  2. ボブ程度の長さの方は3〜5回を目安に。長さにより前後させてください。毛先付近を地肌の毛髪と一緒に挟んでクリップで止めます。
  3. ハチ回りをすく場合は、頭頂部を先ほど同様に、根元から捻り毛先を地肌の毛髪と一緒に挟みクリップで止めます。
  4. もみ上げから耳周りの場合は、止める毛量が多いため、耳下の時と同様にセンターで分けて二つ分けてそれぞれ止めましょう。

 

クリップは100円ショップでも購入が可能ですので、はじめはお安いものからお試しいただいて良いと思います。

色々な箇所に利用できますので4本以上のご購入をおススメします!

クリップは美容師向けの商品の方が、もちろん持ちやホールド力が高いです。

裏面が針金状タイプではなく、ホールド力が強そうながプレートタイプを選びましょう。

まとめ

  • 必ずドライカットにしましょう!
  • 手間は掛かりますが、均一に仕上げるためには下準備は重要です。
  • クリップは4本は購入しましょう!
  • 一度に切るセクションはひとつまみ程度。
  • セニングバサミはなるべく縦にして切りましょう
  • 生え際1cmハチ周りは根元からすくのは止めよう。
  • すき過ぎを防ぐため、切る回数は確認しながら増やしていきます。

今回は多毛さん向けに、簡単にすくだけでボリュームダウンするためのカット方法について紹介しました。

くせ毛さんの場合は、すき過ぎると余計に広がります!特に毛先のすき過ぎにご注意ください。
落ち着かせるには重さも必要です。

 

美容室に行って1ヶ月くらい経った頃、長さやヘアスタイルはまだ気にならないけど、毛量が気になってきたなぁ〜という時や、伸ばしてるから長さは切りたくないけど毛量だけ減らしたい時ありますよね。

少量すくだけしたら、次回美容室へ行くときに美容師側からも、次のヘアスタイルチェンジへの影響も少ないです。

長さを変えたり、ヘアスタイルの変更よりもハードルは低いので、ご自身やご家族の毛量調節には是非チャレンジしてみてください。

次回は、セルフカットでおかっぱ(ボブ)を切ってみよう!です。