元美容師の "Maki Channel"
美容室へ行く前に編

セルフカットで中学生男子をオシャレに!元美容師がスタイル提案。

こんにちは、Makiです!

新生活も始まり、新しい環境の方もたくさんいらっしゃると思います。

小学生から中学生、中学生から高校生、だんだんオシャレに目覚めるお年頃ですよね。

そんな中学生男子に、校則範囲内のオシャレなヘアスタイルを美容師歴20年の元美容師が提案します!

中学生男子もセルフカットでオシャレになれる?

校則の範囲内だとどんなスタイルが可能か!

学校により細かな校則に違いはありますが、以下の規則がある学校が多いと思います。

1. 耳は出しましょう!

2. 後ろ髪は襟にかからない長さ。

3. 2ブロック禁止。

なかなかハードルが高いですね。

果たしてこのハードルをクリアできるオシャレなスタイルはどんなヘアスタイルでしょうか!

先ずはどこから切っていく?

まずは、前髪から切っていくのが安心です。

オシャレに目覚めた子にとっては、前髪は非常に重要ですよね。

顔まわりがキマっていれば、8割型完成と言っても過言ではないです!

前髪を下ろすスタイルであれば、最初は前髪は幅を狭めにして前髪から切ってきましょう。

前髪だけに限らず、よほど髪の量が多くない限りは髪の毛を濡らさず、仕上がりを確認しながらカットできるドライカットをオススメします。

オシャレな前髪はどう切る?

詳細な校則がなければ少しだけアシンメトリー(左右非対称)でも良いですね。

例えば分け目が左側だったとした場合は、分け目付近を一番短くし左右に向かって徐々に長くしていきます。

その時は、毛先が揃わない様にハサミは横にせず縦にして切りましょう!

また、前髪の幅ですが先ほど狭めとお話ししましたが、おおよそ5cmくらいからスタートして徐々に幅を広げていくと良いです。

前髪は生えグセがある方が多いので、強く引っ張ったりせず、自然におろしたままで切ることをオススメします。

セルフカットでいよいよ全体カットに挑戦

顔まわりの長さ設定をしよう

前髪が完成したら、耳周りのサイドを切ります。

少年
少年
耳を出すように言われてるけど、あんまり短くしたくなーい泣

もみ上げの長さを決めたら、その長さを軸に耳が出るようにくり抜きますが、この時もハサミは縦に使います。

・右手にハサミを持ってる時は、左人差し指と中指で髪の毛を挟みますが、手のひらで耳を隠すことにより耳を切ってしまうリスクが軽減します。

・ハサミを縦で切る時に髪の毛を抑えてる指を切ってしまうことがありますので、ハサミの先の長さに注意して、ハサミの先と指を近づきすぎないように切りましょう。

何度も言いますが、最初から最後まで、ハサミは縦で切っていきましょう。

セニングバサミで仕上げるので、初めの長さは少し耳に被るくらいで大丈夫です。

そして、最初に切った前髪からもみ上げをなんとなく繋げます。

なんとなくで大丈夫です!繋ぎすぎると顔まわりが短くなってしまうので、浅く繋げましょう。

これで、前髪、サイドの長さ設定が完成!

後ろ(襟足)を切っていきます

襟足の希望の長さを決めて、思った長さより1cm程度長めに切ります。

耳周りと同様に、セニングバサミですくと思ったよりも短くなるので、セニングバサミで仕上げる箇所は長めに設定しましょう!

襟足の長さが決まったら、襟足の端からサイドへ繋げます。

襟足からサイドにかけても右手にハサミを持ってる場合は、左の人差し指と中指で髪の毛を挟み切っていきます。

トップを切って軽やかに

トップ(頭頂部)の長さが長い場合は、耳周りや襟足だけを切った段階だとマッシュルームスタイルになります。

トップが長い場合は思い切って短くしましょう。

まずは、頭頂部の髪の毛を横に板状にし、人差し指と中指で挟みまっすぐ持ち上げます。

この光景はよく美容室で鏡越しにご覧になられてると思いますが、持ち上げて床と水平に切ります。

この時もハサミはやや斜めにギザギザに切っていくと、仕上がりが馴染みやすいです。

その後、全ての髪の毛を同じ箇所に集めて、同じく板状にし、同じ長さに切っていきます。

集めて切っていくと、トップが一番短くなり、放射状に徐々に長くなっていきますが、だんだん髪の毛が届かなくなっていきますので、トップに届くところまで切りましょう。

最後の調節と仕上げのポイント

耳まわの分量が多い場合

耳の上の髪の毛が多い方や、浮いて生えてる方が結構多いので、耳の上が膨らんで気になってしまうという悩みがある場合は、耳周りが隠れる長さを確保してダッカール(クリップ)で留めます。

そして、内側の耳周りの髪の毛を根元付近からセニングバサミですきましょう。

長い髪の毛で隠れるので、思い切ってすいても大丈夫です。

仕上げのポイント

全体の雰囲気を見て、髪の毛が多い箇所、毛先が揃いすぎてしまってる箇所、長さが長い箇所をセニングバサミですいていきます。

髪の毛が多い箇所は、根元付近からセニングバサミで斜めに切ってすきましょう。

毛先が揃いすぎてしまってる箇所は、セニングバサミを縦から斜めにして数回切って揃った毛先をぼかします。

長さが長い箇所は、セニングバサミで同じ箇所を何度も切ると、徐々に短い毛が増えて短くすることもできます。

まとめ

・最初は前髪から切っていきましょう!ハサミは必ず縦に。

・なるべくドライカットで切りましょう。

・前髪が完成したら、もみ上げを長めに残し、耳をくり抜きます。

。襟足の長さを決めて切った後は、耳周りと繋げましょう。

・トップを短めに切って軽やかにし、トップを基準に徐々に長めのスタイルに。

・全体のバランスを見て、セニングバサミで分量が多い箇所の毛量調節、長さの調整と毛先をぼかします。

ここまで出来たら、セルフカットで校則違反にならずにオシャレな中学生男子の完成です!

セニングでの仕上げは感覚なので、実際には出来ないスタイルでも、俳優さんやアーティストの方のオシャレだな。と思うヘアスタイルを観察するのもとってもタメになります。

今は、美容室にも行きたくてもなかなかいけない時もありますので、ご自宅でセルフカットに挑戦してみてください。

次回はセイヤーセミロングのカットについて提案していきます!